忍者ブログ
つれづれに思うこと、本や映画の感想、菜食レシピなどなど、心のままに書き綴っています。
[27] [26] [25] [24] [23] [22] [21] [20] [19] [18] [17]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 今日は長男を幼稚園バスに乗せ、次男と共にお出かけをした。銀行や郵便局に用事があったのと、久しぶりに服が見たかった。
 
 次男は7月で3歳になった。夏が過ぎて、最近急に成長したように感じる。
シートベルトを自分で着脱できるようになった。列に並んで待つことができる。ガチャポンも「一つだけ」をちゃんと守れる。服を試着する時も、時々カーテンを開けて驚かせるが、まあまあ待ってくれている。何かに気を取られていても、おいでと呼ぶと来る。

 なによりも、「おしっこがしたい」と言える。トイレに連れて行くと、ちゃんと便器に向かっておしっこをする。それまでこらえていられるようになったのだ。
「3歳でまだオムツが取れていないなんて!」
と驚かれるかもしれない。でも長男の時もそうだったが、無理に外したくなかったのだ。健常であれば、大人になってオムツをしている人はいない。折に触れ、気長に声をかけ、おしっこやウンチはトイレですることを教えていれば、遅かれ早かれパンツになれる、と信じていたし、確かに長男は自然とオムツをしなくてもよくなった。
何よりも、お漏らしを片付けるのは面倒だ。面倒なことをせざるを得ないと、ついその原因=トイレでできない小さな子供、を責めたり八つ当たりしてしまいそうで、怖かった。未熟者の私は寛容な母ではないのだ。
 
 何はともあれ、きりきりせずとも子は育っている。そしてそれはとてもとても喜ばしい反面、かなり寂しいことでもある。背が伸び、ぶかぶかだった衣服がもうすっかりちんちくりんに小さくなっているのを見る時。つい先日まで出来なかったことが平気でできるようになったのを実感する時。いちいちその喜びと寂しさをかみしめる。そして少し、自分の老いを思うのだ。ふいに子供たちを抱きしめてみる。その瞬間を胸に刻んでおきたくて。息子たちはくすぐったそうに、そして少し不思議そうにそのきらきらとした澄んだ目で私を見つめる。

 子を持ち、育てなければ味わえない感情のあれこれ。一つ一つは小さなものであるが、繊細な織物のように織り込みながら、時は過ぎてゆく。
富や名声、激動などという派手さは私の生地に見当たらないが、確かに自分だけの、淡い色彩ながら愛おしい模様を描いているのだ。
 大切に生きていかなければ、と思う。
PR
プロフィール
HN:
白い小鳥
性別:
女性
自己紹介:
 読書が好きな2児の母。平和と調和を願う菜食主義者です。瞑想を通じて精神・霊性・身体の向上を目指しています。
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
最新コメント
現在コメント欄を設置しておりますが、明らかに宣伝目的もしくは管理人が不適切、不快と判断したコメントは予告なく削除させて頂きます。
[11/04 ニホンモモンガ]
[10/16 ニホンモモンガ]
[10/15 ニホンモモンガ]
[05/08 白い小鳥]
[05/08 izumimirun]
カウンター
バーコード
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
忍者ブログ [PR]
【 ♥ イラスト提供:Night on the Planet ♥ 】