果物果物 うふふふふふふ…

　唐突ですが、果物が好きです。

もちろん一般の方よりはよく食べるほうではあると思うのですが
好きで好きでたまらない…というのとちょっと違ってどうかすると放っておきすぎて腐らせてしまうこともあります。

「えっ？？本当に好きなの？？」

と驚かれそうですが、どちらかというと

「たくさんあるのが好き」
というのに近いのかもしれません。

　妙なもので、果物が山盛りあると「ある」というだけで安心だし、嬉しいのです。
そして放置しすぎて美味しい時期を逃すのはもったいないので、なるべくちゃんと食べようとせっせと皮を剥く、という感じ。

　「自分は本当の果物好きとはちょっと違うな」
と感じたのは子供達の妊娠中でした。
この時は、それこそもう狂ったように果物ばかりを食べに食べ、時期によっておいてある種類全部を買ってきて
（例えば秋ならば、リンゴ、梨、みかん、バナナ、パイナップル、マンゴーグレープフルーツ、などなど…）
台所に立つと料理に取り掛かるよりもまず果物の皮を剥いてばくばく食べていました。
二人とも秋から翌年の初夏にかけて妊娠期間があったので、冬の間にみかんなんか20キロくらい食べたりして。

その時「ああ、本当に果物が好きっていうのはこんな風に食べることなんだ…（ちょっと違う？？）」としみじみ思い、
普段の「買っておくのは好きだけど、食べるのは本当に気が向いた時だけ」
っていうのはあまり「好き」とはいえないんだな、と。

それでもやっぱり家に果物がたくさんあると本当に嬉しいし、幸せなのでこうしてずらずらと並べてニヤニヤしているのです。

変？？いいんです。
白い小鳥の密かな楽しみについて、語ってみました…。