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つれづれに思うこと、本や映画の感想、菜食レシピなどなど、心のままに書き綴っています。
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 洋画劇場で懐かしの「ターミネーター2」があっていた。風呂上りの子供たちに服を着せつつ、散らかった部屋をぼちぼちと片付けつつ、耳には吹き替えのセリフが聞くとはなしに入ってくる。

 アメリカでの公開が1991年だから、レンタルで最初に観たのがその少し後。子供を産むどころか、まだ学生だった若かりし頃のことだ。夫とは当時もう付き合っていたように記憶している。とすると一緒に観たかな??


 当たり前のことだけれど、映画は当時のままだ。
ディレクターズカットやら特別編やらで、いろいろなシーンがカットされたり挿入されたり、といった細かな点は変化があっても、大まかなところは全く変わらない。その頃の記憶が、というより気分がど~っと蘇ってきた。そして同時に同じシーンを見て感じる自分の感覚の違いに、時間の経過を痛感した。
 あの当時、「自分が中学生だったら、絶対好きになってる!」などと胸をキュンとさせていたエドワード・ファーロングは、もう完全に子供にしか見えないし、母親のサラ役の女優に妙に感情移入してしまっていたり。今回味方役、シュワルツネッガー演じるところのT-800は、「完璧な父親=子供たちの父親として伴侶に選びたい男だ」などという視点で見てしまっていた。

 つまり、「最初にその映画を観たときの時代や記憶、気分や空気など」を鮮やかに思い出しつつ当時と今の、同じ対象物(この場合は映画)を見て感じる感情や想いの違いから「その頃から現在に至る長い時間的隔たり」を実感する、という感覚を味わったのだ。

 これは懐メロを聞いたり、昔流行った映画や風俗などの映像を見た時、ある程度の年齢以上の人なら誰もが味わう感覚だろう。そして自分もその「ある程度以上の年齢」になったわけだ。これが「懐かしい」という感覚なのだろうか。

そして願わくば。
懐かしさと共に感じる「時間の経過」を安らかで穏やかな気持ちで受け入れられ続けますように。取り返しのつかない悔恨や苦しさとは無縁のものでありますように。

 そのために、地味でも「今を確実に生きる」ことを積み重ねてゆこう。
「一瞬一瞬を後悔しない生き方。選択」をしてゆこう。
古い映画を適当に見ながら、そんなことを想う夜。
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白い小鳥
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 読書が好きな2児の母。平和と調和を願う菜食主義者です。瞑想を通じて精神・霊性・身体の向上を目指しています。
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