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梅雨を前に、だんだんと寝苦しくなってきているこのごろ。
寝室に外からの涼しい夜風を入れるため、西側の窓を網戸にしているのだが、その道向かいのアパートから怒鳴りあう声が筒抜けなのだ。一度夫が窓から声のする方を覗いたら、お隣の家のご主人も玄関から顔を覗かせて同じ方向を向いていたらしいので、ご近所に響き渡るくらいの大声なのだ。
クーラーをつけるのにはまだ早く、窓を閉め切ると蒸し暑くてかなわない。
結果、収まるのを祈りつつでもまともに聞いていたくないので、親子3人(次男は一階で私の母~つまり母方の祖母と寝ることが多いため)で関係のないことを話して気を紛らわせるのだ。
こんな時、長男はとにかくしゃべる。話したいことからどうでもいいことまで、お気に入りのヒーローのきめ台詞を意味無く挟み込んだり、とにかく声を出している。
「喧嘩する声、聞きたくないんだね…」と何気なく声をかけると
「そりゃそうだよ!頭がゆるんじゃうくらい(?)嫌だよ~」
ちょっと意外なくらいきっぱりと言い切った。
「頭が緩む」ってどういうことかよくわからないけれど、とにかく嫌なんだな、と妙に納得した。
いい加減図太くなった大人でさえいい気持ちはしないんだもの。
柔らかな子供の心には辛いよね…。さっさと窓を閉めてクーラーで震えていたほうがよかったかな…。ごめんね。
怒鳴りあうカップルの声はしばらく続き、時折子供の泣き声が挟まる。あの怒鳴りあう夫婦の子なのだろうか。だとすると穏やかに語り合う両親に挟まれて、ただ知らない大人同士が言い争う声を耳にしているだけの息子がこれだけ嫌がるんだから、その子の気持ちを考えると胸が痛む。
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」
と昔からいうけれど、それは大人の話であって、間に挟まれた子供はたまったものではない。
幸いなことに、夫と私は喧嘩らしい喧嘩をしたことがない。
(その代わり、必要な時は徹底的に話し合う。それが白熱することも、もちろん在る。派手な喧嘩はしたことはないけれど、ただ黙って我慢もしたことは無いのだ。)何があっても側にいる子供たちの存在を忘れないでいようと思う。
天国に近い心の彼らの耳に入っているのだと思えば、自然と慎重に言葉を選ぶようになる。
口にする言葉は肯定的で穏やかなものであるに越したことはない。
子供たちのため。相手や自分のため。それだけでなく周囲を取り巻く皆のために。
言葉や荒れた感情の撒き散らす、負のバイブレーションは霊的な意味での環境破壊と同じだと思うから。
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