インド代理出産に関して

　日本人男性医師が、インド人女性に代理出産してもらった女児が帰国できずにささらに母親が「unknown」と記載されているためインド国籍ももらえずに無国籍状態になっているというニュース。

真っ先に思ったのが「なんて無責任な…」そして「なんて身勝手な…」だった。

　帰国できない理由は、女児が生まれる前にこの医師が離婚していたためだったが（インドの法律でこの独身となった男性医師と生まれた女児が養子縁組できないため）、元妻は「自分の子ではない、インド人女性が産んだ子を我が子として迎えるのに悩んでいた」という。

　男性医師としては「自分の子が欲しかったから」だというが、もっと他に方法がなかったものか。
記事ではうかがい知れないいろいろな事情があったとしても、もっとよく考えてから行動を起こすべきだったのではないだろうか。
　いずれにしても生まれていた子には罪はない。生まれた時の状態が悪くて一時は集中治療室に入っていたという。このまま無国籍で宙ぶらりんな状態が続き、万が一その間に何かあれば、もう完全な被害者とさえ言える。

　すくすくと育つ息子たちを見ながら、同じく尊い命なのに「戸籍」とか「国籍」とかこの社会の決まりごとの不整合や大人の身勝手で、不利益を被ることがあってはならないと本当に思う。

そしてこういった出来事は全て「他山の石」。
自分も自らのエゴで子供たちが困るようなことが無いように、しっかりしなくては！
改めて親としての責任の重さをかみ締めることになる。

夏休みの後半戦突入。
毎日毎日「今日何して遊ぶ？？どこに行く？？」と、キラキラした目でこちらに問いかけつつ無邪気に騒ぎまくる息子たち。
正直うんざりすることもあるけれど、これもいわゆる「普通の生活の有難さ」
感謝しつつ、しっかり子らとの時間を過ごそう！
そう決意するおかあちゃんの夏の一日。