独りを楽しむ

　次男は私の母＝婆ちゃんと眠り、長男は夫＝父と寝る夜。
私は一人、台所仕事をしたり、仕事関係の本を読んだり、瞑想をしたり。
ずっと独りの時間を過ごす。

　まるで独身だった学生の頃に戻ったような不思議な時間。のんびり、ゆるゆるとしたいこと、しなくてはならないことにあれこれ手を出す、贅沢なひと時。
子供たちが当たり前のように私を独りにしてくれるのが、少し寂しく感じることもあるけれど、それこそ贅沢な悩みというものだろう。

　本日は午前中勉強のために元上司の職場に行く曜日。
「早く寝なくちゃ」と思いつつ、
「もう少し…」
とついついこんな時間になってしまった。

　この世で過ごす、貴重な時間。もっと有意義に過ごさなければならないのだろうが、たまにはゆるりと時が過ぎるのを味わいたい。
そうして「本来の自分」というものを取り戻すことが出来るような気がする。

「さ、リセットしてまた頑張ろう！！！」
このやる気と活力。独りを堪能して、自分とじっと向き合う時間があってこそ、内面からふつふつと沸いてくるものだと思う。

こんなことが出来る自分はとても恵まれた環境にあると自覚している。
心から神に感謝、です。