つれづれに思うこと、本や映画の感想、菜食レシピなどなど、心のままに書き綴っています。
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先日、夫の家(佐賀県)に行ったときのこと。
のどかな田園風景が限りなく広がり、ところどころにシャッターの閉まった商店街がぽつぽつと点在するその町。義父母の家から程近いところに買い物客が次から次に訪れるスーパーがあって、そこににぶらりと出かけた。
夫が見守る中、長男と甥っ子の一人がカードゲームに興じている間、私は店内を散策。
店の一角の、本や雑誌、小物に「沖縄展」と称する麩や黒砂糖などなんだかさまざまなものが置かれたコーナーで商品を見ていたら、やたらと店員さんが話しかけてくる。
「それは水に戻して卵をつけて、お肉と炒めると美味しいですよ」
「…。」
のどかな田園風景が限りなく広がり、ところどころにシャッターの閉まった商店街がぽつぽつと点在するその町。義父母の家から程近いところに買い物客が次から次に訪れるスーパーがあって、そこににぶらりと出かけた。
夫が見守る中、長男と甥っ子の一人がカードゲームに興じている間、私は店内を散策。
店の一角の、本や雑誌、小物に「沖縄展」と称する麩や黒砂糖などなんだかさまざまなものが置かれたコーナーで商品を見ていたら、やたらと店員さんが話しかけてくる。
「それは水に戻して卵をつけて、お肉と炒めると美味しいですよ」
「…。」
私はベジタリアンなので、そんなことを言われると逆にげんなりしてしまう。卵や肉を調理しているのを想像してしまい、気分が悪くなるのだ。
「すいません、私ベジタリアンなので…」
別のものを見ていると
「あ、じゃこのお茶なんかもいいですよ!」
と別の商品を勧めてくださる。曖昧な笑顔で首を振り、別のコーナーに行った。
最後に仕事関係でちょっと知っておきたかったダイエット関連の文庫を手にし、レジにいくと先ほどの店員さんが
「あ、これは続けると効果があります」
などという。
「そうですか。」
と無難に答えたが、ごめんなさい、正直勘弁してくれという気分。
店員さんは人の良さそうな中年女性で、悪気は全く無かったのだろうけれど、なぜ黙って事務的に対応してくれないのか。
特にふくよかな体型の女性が大きなサイズの下着や服、ダイエット関連の本を買う時という気持ちはただ心から
「そっとしておいてくれ…」なのに。
「自分が良かれと思ってする事も、相手が望むこととは限らない。」
ちゃんと相手の希望を聞くように、相手の気持ちを尊重するように。そうでなければそれがたとえ善意から出たものでも、トラブルのもとにさえなってしまう。そんな内容の講義を聴いたのを思い出す。
時には事務的な対応が最大の思いやりだったり、気まずさを最小限に抑えられるツールだったりする。自分も肝に銘じておくこととしよう。
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読書が好きな2児の母。平和と調和を願う菜食主義者です。瞑想を通じて精神・霊性・身体の向上を目指しています。
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