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つれづれに思うこと、本や映画の感想、菜食レシピなどなど、心のままに書き綴っています。
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 年末に夫と子供たちが3人でお出かけした時のこと。
帰りに宝くじを買った来たという。連番とバラで40枚。
 長男は家族の中でも結構くじ運がいいようで、今までにもいろいろなイベントで「米2キロ」とか「スポーツバッグ」などを当ててきている。
その時も長男が見つけた宝くじ売り場で購入したそうだ。
もちろん、当選する可能性など限りなく低く、地方自治体に寄付をするのが主目的。夫はもちろん「あわよくば…」の気持ちがゼロではない。

 可笑しかったのは、長男がすっかり「当たる気」でいたこと。
なんというのだろう。素直に、嬉しそうに
「一番が当たったらおもちゃ買ってくれる?」と何度も聞いてくる。
「もちろん、その時はいっぺんに3つくらい買おうね」などと答えると、顔中で笑顔になる。その顔を見ていたらこちらまで楽しくなって
「それから家のローンも全部返して、残りは子供たちの教育費と私たちの老後と、それぞれの親にもおすそ分けしよう!!ちょっとした旅行もいいねえ…」などと調子を合わせて夫婦でニコニコするので、いまひとつ意味がわからない次男までもが一緒になって嬉しそうにする。

 当然、高額当選などしているはずもなく(当たったら逆に怖い気がする…)40枚分の金額は十分の一になってしまうわけであるが、
「おもちゃを3つも買っていいの??」という時の長男の嬉しそうな顔を見ただけで、もう十分その価値があった気がする。
自分が買ったくじが外れる可能性など一つも知らない、思いもよらない無垢な希望。そんな心で送る毎日は、どんなに幸福で楽しいものだろう。

 マルコ10・13-16 「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」 そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。 

 修行の道を歩んでいても、特定のいわゆる宗教を持っていない私であるが、聖書のこのくだりはとても素直に胸に響いてくる。

「子供のような心」

世俗にまみれた自分には、とても眩しい心の在りようなのだが、せめて少しでも近づけるように日々努力をしてゆきたいものだと思う。
 
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 読書が好きな2児の母。平和と調和を願う菜食主義者です。瞑想を通じて精神・霊性・身体の向上を目指しています。
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