ささやかな収穫の喜び

　我が家には、ほんの3坪ほどの家庭菜園がある。
ずぼらな私のことだから、手入れが行き届いている、とは決していえない。でも子守も兼ねてしょっちゅう来てくれる実家の母の手を借り、ちょっとづつ何とか世話をしている。
　今朝はきゅうりが三本とオクラが一つ。どちらも種を蒔き、芽が出るかとハラハラし、花が咲くかと心配し、ようやく無事収穫の時を迎えることができた。

　気にしていた割には種の袋の説明など適当に読み流し、肥料も間引きもいい加減だったのに…。形はわるいが、小さなとげがいっぱいついた、みずみずしいきゅうりに大満足、である。
　一本だけのオクラはさっとゆでて、小口に切って彩りに。
　きゅうりはまず、もろみ味噌でバリバリと頂くとしよう。普通の味噌をほんの少しつけてかじっても美味しいことを、関東に住む年上の友人から、以前教えてもらった。うん、これも試してみよう。

空いたところに、さあ、次は小松菜の種を蒔いてみようか。春菊も悪くない。

　お遊び家庭菜園の虜、になりつつある。