栄養士さんに感謝！

　長男は幼稚園の年長さん。夏休みに入った最初の週末に、
サマーキャンプ！
市内の外れ、ちょっとした山に青年自然の家という子供たちが合宿できる施設があって、幼稚園の先生たちと年長の子供たちだけでお泊りするのだ。（年少、年中の時は無し。年長児のみの参加です。）
園児たちにとってはある意味憧れの「夏の一大イベント」。みんなとても楽しみにしているらしい。
お泊りは友達大好きのお調子者の長男にとって「楽しい」以外何者でもないだろうから全く心配していない。
ただ、食事が…。菜食で育てていて毎日お弁当を持たせているので、それだけがかねてからの懸案事項だった。

　もちろんイザとなれば全部保冷バッグに入れて持ち込む覚悟でいた。
最近はアレルギーの子供に対する配慮も格段にされるようになってきているらしく、事前にアンケートがあった。そこに詳しく事情を書いたところ、栄養士の方から連絡があって、メニューをファックスで送ってきてくれたのだ。
目を通してみて、もうびっくり！！
「豆腐のハンバーグ。木綿の豆腐に野菜を混ぜて作り、付け合せはマヨドレで合えた野菜。」
「昆布としいたけでとった出汁の根菜汁」
「寒天で固めたゼリー」
等々。ほぼ完璧にこちらの状況を理解し、大丈夫なメニューを考えて下さっていたのだ！！
中に「朝食のロールパンには卵が使用してあるので、いつも食べているものを持ってきてくださいますか？」とか「コーンとブロッコリーのソテーにはマーガリンを使いますが、大丈夫ですか？」といった質問があったり。（マーガリンは詳細がわからないのでサラダ油に変えていただくことにした。）

　ファックスを見て、栄養士さんと確認のための電話をしながら嬉しくて嬉しくて、舞い上がってしまった。
何が嬉しいといって、その理解の正確さとこちらへの配慮の細かさ、そして対応がとてもとても誠実で、思いやりに満ちたものだったこと。
こんな風に応じて下さる方は滅多に無いように思う。

　結局、こちらで用意するのは「パン、ジャム、レトルトのシチュー、ベジハムをサラダのトッピング用に少し」だけ。これならいつでも冷蔵庫。冷凍室に入っている。

電話の最後の方で
「やはりアレルギーか何かですか？」と聞かれ
「子供たちには食べさせたことがないのでわからないのですが、私は口にすると気分が悪くなります。それに地球温暖化防止や食料不足の問題解決のためには菜食が一番有効と思って。牛肉1キロをつくるのに大豆が何十キロも必要だとも聞きます。」という内容のことを話すと
「本当にそう思います。それに健康にも一番いい食事ですし、大豆の製品などをきちんと食べていらっしゃるから、栄養的にも全く問題ないです」と言われた。
見ず知らずの方とこんなお話ができたことが、本当に嬉しかった。
栄養士のSさん、本当にありがとうございます。

「案ずるより産むが易し」
世界は思っているよりずっと進化している。
そしていつも変わらず素晴らしい手配と細やかな愛情で見守ってくださっている師に神様に深く感謝…。