つれづれに思うこと、本や映画の感想、菜食レシピなどなど、心のままに書き綴っています。
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報道特番とのことで、約3時間に渡って地球温暖化によって今現在地球上でどのような変化が起こっているか、という内容の番組があった。
オーストラリアの旱魃で枯れ果てた植物、苦しむ動物たち。南極や北極、また氷河の氷が溶け出している様子、それに伴う人々の暮らしや動物の生態の変化。
環境のためにバイオエネルギーを推進したところ、アマゾンの森林伐採、大豆畑への転化が進み、原住の民の文化のみならず生命をも脅かし、かえって環境破壊が進んでいる様子。アフリカでマラリアに苦しむ人々、温暖化によるその発生地域が拡大していること。
海水温も上昇して、生態系の大変化が起こっている様子。
上記のような温暖化の結果気温の上昇に伴う直接的な影響のみならず、地球の大気や水の循環そのものも変化してしまい、それに伴う異常気象の数々。
そして気候変動による水資源の局在。
オーストラリアの旱魃で枯れ果てた植物、苦しむ動物たち。南極や北極、また氷河の氷が溶け出している様子、それに伴う人々の暮らしや動物の生態の変化。
環境のためにバイオエネルギーを推進したところ、アマゾンの森林伐採、大豆畑への転化が進み、原住の民の文化のみならず生命をも脅かし、かえって環境破壊が進んでいる様子。アフリカでマラリアに苦しむ人々、温暖化によるその発生地域が拡大していること。
海水温も上昇して、生態系の大変化が起こっている様子。
上記のような温暖化の結果気温の上昇に伴う直接的な影響のみならず、地球の大気や水の循環そのものも変化してしまい、それに伴う異常気象の数々。
そして気候変動による水資源の局在。
なかなか見ることのできない映像に釘付けになった。地球がかなり危機的状況にあることは頭では理解しているが、こうして取材の結果を見るとまたかなり身に迫るものを感じる。そういう意味では非常に良いものを見せてもらったように思う。
しかし…。惜しいとおうか、少し違和感を覚えたのは、それに対して、では人類は何ができるのか。という点に関してまとめ方が甘いと感じたからだろうか。
養豚場で豚の糞からのメタンガス発電をし、それと同時にCO2排出権を日本に売ろうという試み。
植物の種子をノアの箱舟のように保存するプロジェクト。
美しい女性シンガーがチャリティーで歌を披露する。
電話をかけて、105円の寄付をすること。全て確かに素晴らしいことだし、何もしないよりずっといい。
でも何だか…。テレビ番組という性質上ショーとしてまとめなくてはならないのだろうが、やたらと「遠い」のだ。チャリティーの歌を聴いて、℡をかけて、何がしかの寄付をして「さあ、ちょっと良いことをした。」気持ちを味わった後は、全く別のことに興味を向けてしまって、「自分の今とは関係ない、遠いどこかのこと」で終わってしまうような。なまじ「自分に出来る協力はした」というような気持ちがある分かえって何かの行動に移す、生活を変えるような動機付けになりにくいような感じがしたのだ。
ここで私は「チャリティ・ブレスレット」を思い出す。そう、貧困を無くす、平和な世界を、という目的で多くの芸能人がつけたりして、一時期流行った白いゴムでできたブレスレット。一つ300円くらいだったろうか。でもあのブレスレットの売り上げは貧しい人々のところへは全く行っていないと聞いた。
「世界には貧困に苦しむ人々がたくさんいるんですよ。皆さん、知らんふりはやめましょう!まず、目を開いて。現実を知ってください!」
ということを「宣伝」するためだけに使われたらしいのだ。
派手でファッショナブルなテレビコマーシャルやライトで煌々と照らされた看板のために。仕掛け人の広告業界の方々はさぞ売り上げを伸ばしたことだろう。
「何もしないよりはいいじゃないか。人々の意識を変えることからはじめるのだ」と言っていた推進派の人たち。あの人たちは今どこで何をしているのだろう。そしてこぞって誇らしげに白いブレスレットをしていた人々の意識や行動は今、以前と比べて変わったのだろうか。
私はあの時、「こんなものを買うくらいなら、ユニセフに寄付した方がマシだ」と思い、実際そうした。自分の収入に見合ったささやかな額ではあるが、毎年その習慣は変えていない。
別に自分の方が「偉い」とか、ブレスレットを買った人々が「悪い」とか「ダメだ」とかいうわけではないのだ。「変えること」は「知ること」から始まるのは事実なわけだし。
ただ、私としては「知らしめるのみ」を目的とするのは問題の解決、緩和の方向性としてちょっと違うのではないかなあ、というのと巨額のお金が「宣伝のみ」に消えてゆく、というのは何だか「胡散くさい」感じがしてしまうのだ。
もちろん、あの売り上げの一部でも実際に貧困に苦しむ人々のもとに送られたのなら話は別であるけれど。
どちらにしても大きなプロジェクトを個人レベルで成し遂げるのは至難の業。
でも。いえ、だからこそ。流行とか、脚光とかと関係ないところで、地味でも個人が毎日できることを各自がコツコツとしていくことが大事なんだと思うのだ。
そう、エコバックを携帯してレジ袋を断る。木を植える。なるべく車に乗らない。節水、節電、節資源。何よりベジタリアンになること。
「豊かな国でその豊かさを享受しながら、何を偉そうに」
といわれるかもしれない。確かにそうかもしれないけれど、それぞれが、それぞれの立場で場所で「出来ることをする」ということが大事なのではなかろうか。実際私がなけなしの全財産を投げ出して、貧しい国に行ってボランティアをしたところで、問題は解決というわけではないのだし。
しかし…。惜しいとおうか、少し違和感を覚えたのは、それに対して、では人類は何ができるのか。という点に関してまとめ方が甘いと感じたからだろうか。
養豚場で豚の糞からのメタンガス発電をし、それと同時にCO2排出権を日本に売ろうという試み。
植物の種子をノアの箱舟のように保存するプロジェクト。
美しい女性シンガーがチャリティーで歌を披露する。
電話をかけて、105円の寄付をすること。全て確かに素晴らしいことだし、何もしないよりずっといい。
でも何だか…。テレビ番組という性質上ショーとしてまとめなくてはならないのだろうが、やたらと「遠い」のだ。チャリティーの歌を聴いて、℡をかけて、何がしかの寄付をして「さあ、ちょっと良いことをした。」気持ちを味わった後は、全く別のことに興味を向けてしまって、「自分の今とは関係ない、遠いどこかのこと」で終わってしまうような。なまじ「自分に出来る協力はした」というような気持ちがある分かえって何かの行動に移す、生活を変えるような動機付けになりにくいような感じがしたのだ。
ここで私は「チャリティ・ブレスレット」を思い出す。そう、貧困を無くす、平和な世界を、という目的で多くの芸能人がつけたりして、一時期流行った白いゴムでできたブレスレット。一つ300円くらいだったろうか。でもあのブレスレットの売り上げは貧しい人々のところへは全く行っていないと聞いた。
「世界には貧困に苦しむ人々がたくさんいるんですよ。皆さん、知らんふりはやめましょう!まず、目を開いて。現実を知ってください!」
ということを「宣伝」するためだけに使われたらしいのだ。
派手でファッショナブルなテレビコマーシャルやライトで煌々と照らされた看板のために。仕掛け人の広告業界の方々はさぞ売り上げを伸ばしたことだろう。
「何もしないよりはいいじゃないか。人々の意識を変えることからはじめるのだ」と言っていた推進派の人たち。あの人たちは今どこで何をしているのだろう。そしてこぞって誇らしげに白いブレスレットをしていた人々の意識や行動は今、以前と比べて変わったのだろうか。
私はあの時、「こんなものを買うくらいなら、ユニセフに寄付した方がマシだ」と思い、実際そうした。自分の収入に見合ったささやかな額ではあるが、毎年その習慣は変えていない。
別に自分の方が「偉い」とか、ブレスレットを買った人々が「悪い」とか「ダメだ」とかいうわけではないのだ。「変えること」は「知ること」から始まるのは事実なわけだし。
ただ、私としては「知らしめるのみ」を目的とするのは問題の解決、緩和の方向性としてちょっと違うのではないかなあ、というのと巨額のお金が「宣伝のみ」に消えてゆく、というのは何だか「胡散くさい」感じがしてしまうのだ。
もちろん、あの売り上げの一部でも実際に貧困に苦しむ人々のもとに送られたのなら話は別であるけれど。
どちらにしても大きなプロジェクトを個人レベルで成し遂げるのは至難の業。
でも。いえ、だからこそ。流行とか、脚光とかと関係ないところで、地味でも個人が毎日できることを各自がコツコツとしていくことが大事なんだと思うのだ。
そう、エコバックを携帯してレジ袋を断る。木を植える。なるべく車に乗らない。節水、節電、節資源。何よりベジタリアンになること。
「豊かな国でその豊かさを享受しながら、何を偉そうに」
といわれるかもしれない。確かにそうかもしれないけれど、それぞれが、それぞれの立場で場所で「出来ることをする」ということが大事なのではなかろうか。実際私がなけなしの全財産を投げ出して、貧しい国に行ってボランティアをしたところで、問題は解決というわけではないのだし。
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読書が好きな2児の母。平和と調和を願う菜食主義者です。瞑想を通じて精神・霊性・身体の向上を目指しています。
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