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つれづれに思うこと、本や映画の感想、菜食レシピなどなど、心のままに書き綴っています。
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 今日は次男の英会話の日だった。いつもは「行くよ~!!」と声をかけると「待って、待って」と走り出さんばかりに玄関にやってくるのに、今日に限って
「僕は行かない。お留守番する。」
と、てこでも動かない。なだめながら靴下を履かせようとしても足をばたばたさせて抵抗する。いい加減頭にきて
「わかった。ママ、一人で行く」
と玄関に鍵をかけ、車に乗り込み、近所を一周してまた家に戻った。
泣いて飛び出してくるかとまた家に入ると、鍵の回る音を聞きつけて出てきた次男は泣いていた様子もなく、私をにらんで
「僕は行かない。お留守番する」
ときっぱりと言い切った。

 こんな時、無理強いしても決していいことはない。経験上よ~く分かっている。先生にありのままを電話し、私は頭を冷やすために郵便局やらちょっとした用事を済ませた。もちろん、家はオール電化にしていて、ストーブもなし。火はないし、子供の手の届くところにポットなども置いていない。戸締りはきちんとしている。
 もちろん、いくら気をつけているとはいえ、3歳の子供を家に一人きりにするなど本当は決してしてはならないことだ。
でも「ママ、一人で行く」と言った手前、出かけるはずの母親が困った顔で子供の横に居るのは教育上非常にいけないことのようにも思えたのだ。

30分くらい経っただろうか。家も戻ると、息子はオムツにウンチをして丸まっていた。「ごめんなさい」と私の膝に頭をつけてくる。
お尻をキレイにして、「さあ、婆ちゃん迎えに行こうか?」と誘うと今度は何事もなかったように素直についてきた。

 長男は素直で、時に気持ち悪いくらい聞き分けが良い。周囲の空気を読んで行動する。次男は、一度こじれると、3歳の幼児とは思えないほど、大人がたじろぐほどに頑固で強情だ。
何かあるたびに咄嗟にどうすればいいか、試されているように思う。自分の生き方、価値観、ものの考え方、判断力、腹の座り具合。そういうものが白日の下に晒されるのだ。

 今日のように真っ向からぶつかった時はまさに魂と魂の衝突、せめぎあいだ。「子供だから…」などと甘いことは言っていられない。もちろん腕力では今のところ、大人の私のほうが強い。でもそういう「力」に頼ってはいけないのだ。そんな力はすぐに逆転し、ねじ伏せられる時がくる。できれば息子に「暴力に屈しない強さ」を身に付けて欲しいが「腕力に物を言わせる」人間にだけはなって欲しくない。

私は決して立派な人間ではない、むしろ欠点だらけの人間だが、自分なりの「精神力」「胆力」そして子供だからと逃げたりごまかしたりせずに「正面から向かい合うこと」を厭わない、そういう親でありたいと思う。

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白い小鳥
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 読書が好きな2児の母。平和と調和を願う菜食主義者です。瞑想を通じて精神・霊性・身体の向上を目指しています。
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