知らない人について行ってはいけません。

　最近若い女性が行方不明になる事件をよく耳にします。
もちろん、普通に家路の途中でもしくは家で拉致される場合もあるでしょう。本当に恐ろしいことだし、無事に家族のもとに戻られることを切に祈っています。

ただ…「出会い系サイト」なるものがキーワードになっている場合。
何の落ち度もない方が拉致、誘拐されるのとは少しわけが違いそうです。
少なくともインターネット上で知り合った未知の人物に自らの意思で会おうと決め、自分から待ち合わせの場所に出向いていっているわけです。

私は昭和生まれの古い人間だからそう思うのかもしれないし、被害者の方に対して酷な言い方かもしれません。
でも、「なぜ、素性のわからない人に会うために自分からのこのこと出向いていくの？？」か不思議でならないのです。

　人はもともとは神の子であることを私は信じています。
でも、残念なことにそれをすっかり忘れて魔のささやきに動かされている、もしくは何らかの因果で信じられないようなことをする人々が存在することも確かです。

　パソコンの文章ではいくらでも耳ざわりのいいことを書くことができます。どんな経歴でどんな人間と名乗ろうとそれが真実かどうかわかりません。
「自業自得」などと厳しいことを言うつもりはありませんが、自ら出かけていって事件に巻き込まれてしまう、被害者になってしまう人々はあまりにも無防備すぎませんか？？純粋と無知は似て非なるもの。勇気と無謀もまたしかり。

　私は私の親が言っていたのと同じことを静かに繰り返し子供たちにいいます。
　
「知らない人について行ってはいけないよ。」
「パパやママは決して、知らない人にあなたたちを連れてきてもらうように頼んだりはしない。知らない人皆を疑ってはいけないけれど、でも人は本当のことばかりを言うわけではないんだよ。」

　自分から知らない人に会いに行き、ついて行って行方がわからなくなった若い女の子たち。子供の頃に周りの大人たちは言って聞かせていなかったのだろうか？
それとも若さゆえの反抗心や刺激を求める冒険心からのちょっとした気の迷いだったのだろうか？

どうして世の中にはこうも悲しい、狂ったことがあるのだろう。皆が自分の本性、神たる性質に覚醒すれば、こんなことは全て消えてなくなるのに。