昨日スタバで

　昨日、勤労感謝の日。私は仕事関係のイベントがあって、午後いっぱい働いていた。といってもメインの役員ではないので、会場で来場者の案内をしたり、道行く人にチラシを配って宣伝をしたり。無料のイベントなので、何も悪いことをしていたわけではないので念のため。

　途中一つ後輩の女性とスタバで休憩をした。30代後半、美しい独身女性だ。スポーツクラブでトレーニングを趣味とする彼女は、昔からバレリーナのような、少女マンガのキャラクターがそのまま現実となったような、要するに素晴らしいスタイルの持ち主。初めて会ってから10年経過しているが、そのシルエットは現在も全くといっていいくらい変わらない。

　

　私はいつもの「タゾチャイティーラテ：ライトシロップ、無脂肪乳」彼女は「モカ・フラペチーノ」を飲みながら、おしゃべりを楽しんだ。さあ、会場に戻ろうか、とした時彼女が最後の一口を飲みながら「ああ、罪悪感が…」と一言。休憩を長く取りすぎたわけでもなく、「えっなんで？？」と聞き返すと
「これ、甘くて。」と、一言。もう心の底から驚いて、
「そんなにスタイルいいのに、気にすることないじゃない」と私がいっても、自分の（私から見れば十分に細く引き締まったしなやかな）ウエストに指をあて、
「いやあ、このスカート、ホックを外しているんですよ。3年前は入ったのに」と気にしている。私が「ライトシロップ、無脂肪乳」とカスタマイズをしたことを「そんなことが出来るんですね」と次からは自分もそうする、と真剣に言う。美しい人ほど自分の美容的なことには厳しいと聞くが、実際に目にすると本当に衝撃的であった。
　彼女のように生きることを良しとし、目指す人もいるだろう。子供の頃から豊満体型の私には想像もつかない生き方だが…。

　要するに体型に関する悩みというものは自分がそう意識しない限りは頭から離れることは無い、ということだ。「痩せていれば（体型に関する）悩みはない」のではなく「気にしようと思えばいくらでも悩める」のだ。
もちろん肥満であろうと痩せであろうと標準体型から大きく外れれば健康面でよくない影響があるだろうから、そういう面では何とかしたほうがいいと思う。でもそうでない場合、何事も「気持ちの持ち方、考え方」一つで精神的には全く違う生活が送れる、ということだ。

「解放される」というのは一面で非常に難しいことでもあり、でもある意味では簡単なことなのかもしれないな、などという7ことを考えた午後だった。