歯科医院に行く

　今日の午後。私、息子たち、実家の母と、4人そろって歯医者さんへ。そこは独身の頃から通っている所で、託児所もあるし、なにより施術も説明もとてもとても丁寧で、新しい機械がいっぱいあって、パソコンの画面でレントゲンはもちろん口の中の状態を見せてくれるし、麻酔は痛くないし、私が過去に行った中で最高の歯医者さんだと思っている。

　今回予約をとるにいたった経緯が不思議なのだ。

　10日前の土曜日のこと。子供たちと遊んでいると、長男がいきなり
「ママ。歯医者さんに行こう。今行ける？？」
緊急でないので予約をとらないといけないと答えると
「じゃ、今電話して。すぐ。明日はいけるかな？？」
とやけに熱心に言う。我が家ではクリーニングや定期健診、子供の歯のフッ素塗布のため3～6ヶ月に一回は歯科医に行っていたのだが、この春忙しくていきそびれて、しかも6月に幼稚園で歯科検診があったときも長男に虫歯ゼロだったため、ほったらかしにしていたのだ。どうせそのうちには行くつもりではあったのだが、今回は長男に促される形で電話予約をしたのだ。
しかもその予約を入れた直後、母がまたタイムリーに
「歯の詰め物が欠けた」
などと言ってきたので、結局は4人で一緒に行くことになったのだ。

　その結果。次男は問題無しだったが、長男と私に小さな虫歯が発覚。ほんの少しだけ削って、樹脂をつめればいいだけのごく初期のものだったため、助かった。もちろん、冷たいものが沁みるなどの自覚症状も全く無く、また口の中をちょっと見たくらいでは見えない（歯医者さんが口の中を見るときに使う小さな丸い鏡に柄が付いたもので、しっかり観察して初めて分かるような場所の虫歯だったので、普通進行してからじゃないと気が付かないところだ。

　医師や歯科衛生士の方に経緯を話すと
「何か感じるものがあったんでしょうかねえ」などと笑っていたが、私は自分が気づかないものだから、神様が純粋な子供を通じて手配し、導いてくださったに違いない、と不心得な自分を密かに反省。
そして改めて神様に深く深く感謝した。
それから子供たち。別に虫歯が見つかったから言うわけじゃないけれど、こんな私のところに生まれてきてくれて、本当にありがとう。