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モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの管理人が大好きな2大爺ちゃま俳優二人が、人生の悲哀やら諦念やら理想やら現実やらといったもろもろのことを実にさらりと、知的でかつユーモアに満ち、そして味わい深く、素敵に描き出してくれた映画でした。
(興味の有る方、あらすじ等はリンクのオフィシャルサイトからどうぞ!管理人としては本当に久しぶりにいい内容でした。)
心に沁みるセリフや記憶に残るシーンがいっぱいあったのですが、モーガン・フリーマン演じるところのカーターが過去を振り返り、
「45年はあっという間だった…」
という一言。
カーターは、大学に入学してすぐに恋人(現在の妻)が妊娠してしまい、本当は歴史学の教授になりたかったのに
(映画の中ではあらゆることを知っていて、非常に知的で上品、ユーモアのセンスに溢れ、順当に行っていたら十分そうなっていたはずの人)
大学を辞め、自動車整備工として二人の息子、そして彼らが成人する頃に生まれた末っ子の女の子を立派に育て上げ、夫として、父としての責任と役割をきちんと果たして歳を取った老人。
内心に夢を諦めたことに対する一抹の寂しさを抱きつつも、もちろん自分の人生を受け入れ、穏やかに朗らかに温かい家庭を築いてきました。税理士(会計士?)をしている息子も結婚して爺ちゃんっ子の可愛い孫もいる。
でも…。
子供が巣立った後の妻との間に少し隙間風のようなものが吹いている。決して険悪なのではなく、若い頃恋し共に生活し、歳を取ってきた女性であることに変り無い。でも子供たちが独立してしまった今、
「どうしても手を繋いで歩いていたあの頃の気持ちが思い出せないんだ。」
と打ち明ける。
とまあ、書きはじめたら止まらないし、これ以上書いても興ざめなのでやめますが。
映画を見終わってしみじみと「人生はあっという間」ということに思い当たり、
自分の生き方を時には静かに省み、後悔しないよう、いつ「余命○ヶ月」となっても慌てないように。
今のうちから死ぬまでにはしたい、しておきたいことのリストを作って、出来る限り思い残しの無いように生きていきたいものだ、などと殊勝にも思ったのでした。
というような管理人のつぶやきはともかく、映画はとにかく素晴らしいものでした。
もし少しでもご興味とお時間がありましたら、是非。
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