誇らしい顔

管理人からの注意事項）オムツ外し関連の話題です。こういった話題が苦手な方およびお食事中の方はご遠慮ください。

　3歳6ヶ月の次男坊。春からの幼稚園生活に備え、遅まきながらただいまトイレトレーニングの真っ最中。
　言葉が早く、「りんごの“り”はどう書くの？英語ではappleって言うんでしょ？」「ネックレスは首にかけるの？ピアスはお耳」などと始終ぺらぺらと話しているくせに、どうもオムツが外せない。
「幼稚園に行く頃にはとれるでしょ～？？大人になってオムツの人はいないんだし…」などとのんびりしていたが、さすがにこの時期になると、正直心配になってきた。特に私の母である婆ちゃんは「可愛い孫が幼稚園で恥ずかしい思いをしたら…」と気が気ではないらしく、年明けから婆ちゃん主導のもと、日中限定の次男の布パンツ生活が始まった。

　今のところ、成功率は小さい方は8割5分、大きい方はほぼ全滅といったところだろうか。まだ寒い時期なので、失敗する方も後始末する方もなかなか辛いものがある。大人と子供、どちらかがせっかく治った風邪をまたひかないためにも彼の打率があがることを切に願っている。

　ところが数日前に一度だけ、大きい方に成功したことがあった。その時家に居た全員（私、長男、婆ちゃん）が狭いトイレに集まって、大騒ぎで便座にまたがったままの次男をHugし、小さな肩をぽんぽんと叩き、成功を寿いだ。
私にはその成功そのものよりも、その時の次男の誇らしげな顔が眩しく、小さな身体が自信で一回り大きくなったように見えて、とてもとても嬉しかったのだ。

　これから子供たちがどういった人生を歩むのかわからない。地球温暖化が叫ばれる中、もしかしたら成長する前にもう地球は生命が住める惑星ではなくなってしまうかも知れない。昨日の記事にもあるように、明日が約束されているわけではない。

　でも…。一日、一日彼らは成長している。その過程にはもちろん苦しみもあるだろう。失敗もあるだろう。それでも生きている間の一瞬一瞬を大切にして、あの輝く顔、出来なかったことができるようになる喜び、高揚感、そういったものをできるだけたくさん味わって欲しい。私と同じ道を、師についていく行き方を選んでくれれば何も言うことはないが、たとえそうでなくても最後のその瞬間まで人生を深く味わって欲しい。一つでも多くの喜びと幸せを感じて輝いていて欲しい。

　修行者としてではなく、親としての情の部分が大きいのかもしれないが、心からそう思った。そのためにも私自身が今、自分にできることを精一杯して、どのようなことがあっても後悔だけはしないでいいように過ごそうと、改めて決意したのだった。