サンタクロースは本当に居る？？

　子供の習い事関連のクリスマス会。4つのうち、やっと3つが終わった。子供たちはもう本来の意味のかけらもなく、歌ったり、踊ったり、紙でトナカイを作ったり…。楽しんでいるからそれで良しとしよう。

100均でプレゼントやラッピング用のグッズを買いながら、便利になったものだと思う。昔なら、ラッピングというとお店で購入した際に店員さんが魔法のように美しく包装して飾ってくれるものだった。今は色とりどり、形もさまざまな袋、箱、リボンにシール、適当に組み合わせると素人の私でも簡単にそれらしい格好に出来上がる。

　こういうことができるのも、生活が恵まれているからだ。経済的にはもちろんのこと、精神的にも安寧で平穏な日々を送れているのだから。

　神様に感謝する。それからなにか一つでもいい、自分にできる良いことをしよう、と思う。寄付のようなことでもいい。ボランティアでもいい。とりあえずまず、お菓子とともにほんの気持ちだけだがお金を施設に送ろうと思っている。誰かが少しでも喜んで、暖かい気持ちになってくれれば嬉しい。

　サンタクロースって、そんな心のことだと思う。
赤い服で白い髭をはやしてトナカイの引く橇に乗っている、その姿は記号、象徴。愛や希望が目には見えないけれど確かに存在するように、サンタクロースは「居る」のだ。私はそう思う。