ちょっと大人になった気分？？

　一昨日、勤務先の会長職にあった方がお亡くなりになりました。
その職場を立ち上げ、拡大し、育てた方でご高齢ということもあってもう随分前に現役を退き、ここ数ヶ月は入院療養中だったとの事でした。
私はその職場の非常勤として勤務し始めた頃に何回かお話させていただいたことがあり、また職員にとても信頼され慕われている方でした。

昨日御通夜、本日午後お葬式と告別式があります。
私は昨日の御通夜に行ってまいりました。

　元来ぼーっとした人間で、「世間の常識」に疎い私。
付け焼刃ではあってもネットで服装やお焼香のマナーを調べ、正式な黒のフォーマルも黒のストッキングも持っていなかったため昨日の午後慌てて買い揃え、バックや数珠は実家の母に借りました。

　余裕を持って時間前に会場に到着、神妙にうつむき加減に挨拶し、受付を済ませ「ご霊前にお供え下さい」などと練習したとおりの言葉を添えてお香典を渡し、椅子に座って喪主の方のご挨拶を聞き、僧侶の読経を聞き、式場の方の采配にしたがってお焼香も済ませ、つつがなくしめやかに参列することが出来ました。

　私は仏教徒ではなく、心の中心には信じる師しか居ないので、式の途中はただお亡くなりになった方のご冥福とご家族の心が癒されることを師に願っていただけでした。でも傍目にはそんな心の内は分かりようがないのできっと沢山の参列者と同様に「普通に」しているように見えていたど思います。

「皆がしていること」と言ってしまえばそれまでですが、
精神年齢というか心の中はまだまだ未熟な自分としてはこういう席に参列して
「ちょっぴり大人のレベルが上がったような」気がしました。
　
　人はこうして少しずつ年を取っていくのでしょうね…。
本当にここまであっという間。
そして死までどれだけ残されていることか。
限りある人生を有意義に過ごしてゆかねば、と改めて思いました。