忍者ブログ
つれづれに思うこと、本や映画の感想、菜食レシピなどなど、心のままに書き綴っています。
[148] [147] [146] [145] [144] [143] [142] [141] [140] [139] [138]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

5e64a552jpeg先日、ちょっと風は冷たいけれど温かな日差しに誘われ、菜の花摘みに出かけた。皆さんご存知だろうか。この季節野菜コーナーで見かける「菜の花」一束200円近くするけれど、河川敷に咲いている野生の菜の花で十分代用できることを。
もちろん、食用に出荷されるものほど立派なつぼみではないが、ゆでて絞って和え物や汁物に浮かべたりするには問題ないし、きちんと柔らかなつぼみを摘めば、ほんのりと苦味のある非常に美味しい春の野の味。

tubomi.jpg田舎暮らしのため、家から2~30分ほど車を走らせると写真にあるような、菜の花がびっしりと生えた河川敷に着く。母と次男(長男は幼稚園)を連れ、温かいお茶や手洗い用の水、ちょっとしたおにぎりを持ってピクニック気分だ。

写真の中央部のような、花が咲く前のつぼみを柔らかい茎からちぎる。
「ここにもあった。あ、あそこにも」とちぎるのがとても楽しい。袋いっぱいとるのに、30分もかかっただろうか。収穫したものはよく水洗いして、さっと熱湯にくぐらせ、からし醤油で合えたり、白和えにしたり。醤油味のパスタにもとても合う。
あまったら一回分づつラップに包んで冷凍しておくと、いつでも使えて便利だ。

次男がお腹に居た頃だから、4年前の春私の母がお友達から教えてもらってからの毎春の行事のようになっている、菜の花摘み。

 大好きな梨木香歩さんの著書に「春になったら苺を摘みに」というエッセイがあるが、その中で著者が英国で師事し、お世話になった児童文学者でハウスマザーだった老婦人からの手紙の中の
「親愛なるK…春になったら苺を摘みに。それから水仙やブルーべりーが咲き乱れる、あの川べりに。…中略…私たちはそういうことを毎年続けてきたのです。毎年続けていくのです…。」
という部分を思い出す。この世での現実的な寿命とか、実際には地理的に遠く離れて生活していることとか、そういうことを一切飛び越えて、永遠に続く暖かく、優しい人とのつながりや触れ合い。

母と私と子供たち。いつまでこのメンバーで菜の花摘みができるかわからないけれど、将来は私と子供たちとその嫁や子供になって、私が死んだら孫とその子供たちが続けていけたらいいなあ、などと思ってしまう。美しい、地球の命が脈々と続いていけますように…。
PR
● COMMENT ●
NAME
SUBJECT
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS
プロフィール
HN:
白い小鳥
性別:
女性
自己紹介:
 読書が好きな2児の母。平和と調和を願う菜食主義者です。瞑想を通じて精神・霊性・身体の向上を目指しています。
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
最新コメント
現在コメント欄を設置しておりますが、明らかに宣伝目的もしくは管理人が不適切、不快と判断したコメントは予告なく削除させて頂きます。
[11/04 ニホンモモンガ]
[10/16 ニホンモモンガ]
[10/15 ニホンモモンガ]
[05/08 白い小鳥]
[05/08 izumimirun]
カウンター
バーコード
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
忍者ブログ [PR]
【 ♥ イラスト提供:Night on the Planet ♥ 】