佐賀に帰省

　夫は熊本の大学に入学以来ずっと熊本県在住。出身は佐賀県。
つまり18歳でこちらに来て、佐賀で生まれ育った年月よりも熊本での生活が長いことになる。
それでも高速を使えば、車で1時間30分ほどの距離だから、年に2回は帰省する。結婚してからも、子供が生まれてからもその習慣は変わらない。

このGWに子供たちの顔を見せに、日帰りで佐賀に帰省した。
途中でお土産にスイカを買う。
スイカというのは、夏の食べ物とうイメージがあるが、生産農家の方によると、実はこの時期から梅雨の前が一番美味しい果物だそうだ。
梅雨以降は、玉が水太りして、大きいだけでそれこそ水っぽい味になってしまう、らしい。それを聞いて以来、管理人はGWから梅雨前にかけてをスイカの季節と決めて、この期間にたくさんのスイカを食べる。何、産地なので、この出始めの時期でも一玉2000円くらい。小ぶりのものは1000円前後で購入できる。

家の横を川が流れていて、従兄弟と父息子が一緒になって、川べりで遊ぶ。管理人は家の中で本を読んだり、彼らが遊ぶのを眺めたり。
　舅、姑。夫の姉妹とその家族。みなあまり口数が多いほうではないが、穏やかで静かな、優しい人たちだから、世間でよく言われる「確執」とか「骨肉の…」といったことは一度も無く、心地いい親戚関係を結んでいる。

　管理人の菜食主義も、とても自然に受け入れてくれて、姑は炊きたてご飯とお野菜を準備していてくれる。管理人も、自分と子供たち用のおかずになるような菜食食品を持ち込んで食べている。もともとが商家だし、大家族なので、皆それぞれに「食べれる時に食べたいものを食べる」状態なので、何の違和感も無い。

だから、「全く気を遣わない」といったら嘘になるけれど、子供たちは同年代の従兄弟のお兄ちゃんたちとわいわい遊べて喜ぶし、管理人の家族にとって佐賀への帰省は結構楽しいものになっている。

それから、今回は行き帰りに路肩で紫蘭やパンジー、その他たくさんの花を見かけた。
この時期によく見かける、管理人の大好きなお花。名前は知らないのだけれど…。
いつも日常に追われてセカセカしていると見過ごしてしまう小さな花たち。こういった自然を愛でることができるのも、お出かけの楽しみの一つ…。